色々あったよね その3
イギリスにかわって中国への進出を狙っていたアメリカは、むしろ蒋を援助することによって自己の立場を強化しようとし、南京事件についても寛大な処置をとるとともに、上海に根拠をもつ漸江財閥を動かして援蒋へとふみきらせた。
武漢政府の容共政策に危惧の念を深めていた中国の資本家たちにとっても、援蒋に異論のあるはずはなかったそうです。
このころから上海総商会会長劇恰卿を中心に、蒋にたいする財政的援助が拡大してくるのには、こういう背景があったのです。
その結果が四月十二日の蒋介石の上海クーデターだった。
かれは上海の財界の傭兵とタイアップし、あらかじめ外国租界当局の了解をとりつけたうえで、猛烈な共産党弾圧にのりだし、数干の党員を逮捕・処刑しました。